ラーメンの麺の歴史は古く品の魏の時代に始まったと言われているが、わが国に麺が 初めて伝わったのは、飛鳥・奈良朝時代であった。はじめは 索餅と呼ばれていたが 次第に普及するようになり素麺に変化し、そばや
うどんなどの麺類になったといわれている。
ラーメンは拉麺と書いてラーメンと読みますが拉麺は麺帯を放り上げて伸ばす麺そのものの作り方の種類であり料理名ではありません。 おそらく日本に中華麺が入ってきたときは、拉麺の作り方で作ったので料理名までラーメンになったのであろうと言われています。
全国各地のラーメンの特徴など、ほんの少し紹介いたします。 |
■ 札幌ラーメン |
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■ 喜多方ラーメン |
札幌ラーメンはその名の通り札幌に発達したラーメンで普通のラーメンより脂肪分が多くこってりしていてニンニクの臭いなども強いので、サラーリーマンや学生など若い人たちに
好まれているようです。代表的なものは味噌ラーメンです。 |
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喜多方ラーメンは加水率の高いもっちりとした極太の幅広い平打ち麺で、スープは澄んだしょうゆ味 である。チャーシューを普通のラーメンより多くのせる事が多い。 |
■ 旭川ラーメン |
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■ 函館ラーメン |
旭川ラーメンは麺は加水率が低くやや細めのちぢれ麺で、スープをよく吸うので濃厚なしょうゆダレスープに なじみやすいが、その反面伸びやすいという特徴がある。
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透明感のある優しい塩味のスープが主流で、麺はやや加水率が高く、ウェーブ程度のちぢれがある。 |
■ 高山ラーメン |
高山ラーメンは平打ち・細めの縮れ麺で加水率が低く色白で歯切れのよい麺である。スープは鶏がらをベースに煮干・鰹節などの和風だし、さらに野菜などで採る澄んだもので
味はやや濃い目である。このスープには、常識ををくつがえす大きな特徴がある。
通常ラーメンは、だしをとりタレと混ぜ合わせてスープを完成させるが、高山ではタレである醤油を寸胴の中に入れてつくる。これは店が繁盛したときに作業を軽減するために
行ったものとみられる。したがって当然ながら遅い時間になるにつれ味が濃くなり、昼間はあっさり、夜はこってりとした味になる。 |
■ 和歌山ラーメン |
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■ 尾道ラーメン |
和歌山ラーメンは、ラーメンではなく中華そばと呼ぶ。麺は細めのストレートで茹で方は柔らかめである。スープは大きく二つに分けて澄んだとんこつ醤油味と濁ったとんこつしょうゆ味がある。 |
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尾道ラーメンは福建省出身の張さんが屋台ではじめたのが最初で歴史は長い。特徴は、コシのある平麺、スープは、鶏ガラベースで豚骨はわずかに加えるだけで、スープの上に背脂のミンチが浮いている。 |
■ 博多ラーメン |
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■ 九州ラーメン |
博多ラーメンは鶏や魚などはほとんど使わない、白濁豚骨スープのことを指します。
麺は細めのストレート、低加水です。 |
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九州ラーメンはほとんどが豚骨ベースの白濁スープである。この白濁スープの発祥地が久留米である。 久留米はほとんどの店で海苔が使われている。 |
■ 熊本ラーメン |
熊本ラーメンと言えば、揚げニンニク(マー油)である。豚骨ラーメンと言う店では他県と 変わらないが、この揚げニンニクが個性を発揮している。 |
■ 鹿児島ラーメン |
鹿児島ラーメンもまた白濁スープである。しかし 他県とは違って豚骨鶏ガラスープである。スープの臭みと脂っこさを緩和するため 具には もやしやキャベツなど野菜を加え麺にはカンスイ
を使用しないとこるもある。麺は白っぽく細めのストレート麺を使用する。 |